サイクロンの宿命である磨耗を、発想の転換で画期的な安価で万全な新システムを開発、実施しています。『耐磨耗特殊サイクロン』をご紹介します。


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SGセパレーターの磨耗防止
ダイオキシン発生制御

サイクロンの磨耗防止SG-L型・標準型
サイクロンの宿命である磨耗を発想の転換で防ぐ画期的なシステムを採用
高性能分離器・SGセパレーターは、宿命である摩耗を発想の転換による画期的な新機構の開発によって解決しました。
高温で微細煤塵をも捕集できるSGセパレーターは、ダイオキシンが発生する前に捕集することで発生を大幅に制御できます。

磨耗発生のメカニズム

サイクロンに接線流入した研削能力を持つ粉体は、直胴部では遠心力を得て旋回しながら速やかに下降するのに対して、円錐部まで移動すると、遠心力によってさらに外方向へ移動しようとする力が作用します。これにより、円錐部に押し付けられた状態の粉体には、円錐の角度に沿って斜め上向きに働く力と、重力によって下向きに働く力がかかります。この相反する力が均衡した条件下で、粉体は円錐の同一部位を水平に旋回。均衡状態が破れるまで旋回し、研削を続けます。こうした研削能力を持つ粉体の数は、運転中、選択的に増加し、やがて円錐部一面に及びます。これが摩耗の主原因です。

特許:特殊分離器の特徴

"摩耗が発生しない構造" 

遠心分離機の宿命である摩耗は、従来の摩耗対策では超硬合金を溶射したり、肉盛によって、キャスターやセラミック張り等の異種材料による摩耗を遅らせる手段で延命対策をしますが、ここに紹介する耐摩耗機構は母材は本体と同材質で、摩耗因子を系外に除去するシステムでSGセパレーターに当機構を施した高性能サイクロンです。軽量で確実な耐摩耗機構は標準サイクロンにも施工可能です。

検証・・・耐摩耗機構

SGセパレーターに耐摩耗機構を施工した高性能流動分離器において、稼働中の研削能力が大きい珪砂による摩耗が激しい設備で9年間の検証結果、分離器要部の減肉は認められません。分離器の当該耐摩耗機構は完成した機構であることを証明しております。

母材の板厚を厚くする必要もありません。

摩耗の原因および部位

SGセパレーターは直胴の上部スリット部の範囲内で内壁に到達した摩耗因子の粉体は1/5周でスリットを介して器外へ除去する。又、浮遊粉体は重力沈降して速やかに下降するので摩耗対策の対象外と判断します。
摩耗対策が必要な部位はコニカル(円錐部)、チャンバーのダスト排出口です。コニカル内壁面に位置する摩耗因子の粉体は遠心力によってコニカル内壁面に押付けられた状態で同一レベルを水平旋回するために壁面との摩擦によって摩耗が発生します。連続運転によって研削能力持つ粉体が増加すると粒子の形状および大小によって滞留部位が異なり、やがて摩耗因子はコニカル全面に広がり、全面で摩耗が始まります。チャンバーのダスト排出部は交換部品によって対応します。

ダイオキシンの発生を抑える特殊サイクロン

高温領域で微細煤塵までを集塵可能な特殊サイクロンで集塵後に排ガスを急冷するとダイオキシンの発生が激減します。ダイオキシン処理にSGセパレーター特殊サイクロンがお役に立っております。
東京都 利島清掃センターで稼働中(2000/11/24 測定)

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